V作戦の一つホワイトベースの当初の目的などを解説
大人になって色々気になって調べたら、実はガンダムというのは壮大なストーリーが存在していたことに驚きました。
テレビを観ただけじゃわからない情報も載せていますので、よろしかったらご覧ください。
機動戦士ガンダムで、当初ホワイトベースがサイド7にいた理由。
味方の戦艦がいなかった理由は?
今回は、このようなことに触れていきます。
ホワイトベースの1年戦争での航路
サイド7➡ルナツー➡北米➡中央アジア➡オデッサ(欧州方面)➡大西洋(ベルファスト)➡ジャブロー➡テキサスコロニー➡ソロモン➡ア・バオア・クー
※緑文字は宇宙、青文字は地球
建造場所は?
ホワイトベースは、地球にある連邦軍の基地ジャブローで建設されました。
ジャブローで作った理由は、このような艦船を建造できるのは、ジャブローだけだったためです。
ホワイトベースは、シャアが木馬という言葉のとおり、足があるような形をしています。
シャアに木馬と表現させるところが、ガンダム製作者の粋な小技を感じます。
右前足を第1デッキといいます。
ここのデッキは、コアファイターやGファイター、コアブースターが収納されます。
左前足は第2デッキといい、モビルスーツであるガンダム、ガンキャノン、ガンタンクが収納されます。
ジャブローの場所と役割
ジャブローは、地球連邦軍本部がある南米アマゾン川流域のどこかにあります。
このジャブローには、軍司令部、モビルスーツ生産工場、宇宙船ドック、高速道路が整備され、電気自動車も内部を走るなどの広大な面積と設備と重要な組織がある場所になっていました。
ジオン軍は、このジャブローを陥落させたい願望がありましたが、なかなかその存在場所を確認できずに、手をこまねいていましたが、ホワイトベースを追ってきたシャアが部隊長である「マッドアングラー隊」に、侵入口を発見される事態となってしまいました。
そこで、ジオン軍は、ガウ攻撃空母からジャブロー降下作戦を敢行したのですが、戦力が足りず、返り討ちとなってしまいます。
この戦いでジオン軍の地上戦力は、弱体化してしまい戦場を宇宙にうつすことになりました。
モビルスーツの開発はサイド7
もっとも新しいスペースコロニーで、未完成のうちに戦争となったため、通常のコロニーの半分程度の大きさしかありませんでした。
ガンダム、ガンキャノン、ガンタンクなどのモビルスーツの開発は、このサイド7で行われていました。
サイドのほとんどをジオン軍に支配されていたため、開発場所は限られていましたが(サイド1、2、4がジオン軍に攻撃された)、最も都合がよかったのがこのサイド7でした。
理由は次の通りです。
- 建設途上だったため戦略的価値はないと思われていた
- ジオン公国のあるサイド3からサイド7は一番遠くの位置にありコロニーの動向がわかりずらく、地球連邦軍の要塞ルナツもあり容易に近寄りがたい
- 地上と宇宙の両方での実験を行える環境であった
そのため、ジャブローで建造されたホワイトベースは、サイド7までモビルスーツを受け取りに行ったのです。
しかし、サイド7に着くまでに、ホワイトベースを追尾してきたシャアを振り切れなかったため、サイド7でガンダムとザクの戦いという事態にまでなってしまいました。
サイド7からの緊急発進
民間人を乗せたホワイトベースがまず向かったのは、連邦軍の基地があるルナツーです。
しかし、ここでは、民間人の収容はしてくれず、ワッケイン少佐にブライトやアムロたちは、軍事裁判にまでかけられるという話にまでなって監禁されてしまいます。
なぜなら、軍のトリプルAの機密であるホワイトベースとガンダムをブライト以外は民間人の混成部隊が、勝手に動かしジオン軍にその性能を見せつけてしまったことによるものです。
しかし、この軍事裁判というのは、パウロ艦長の説得で事なきを得ましたが。
ルナツーとワッケイン
制宙権をジオン軍に支配された地球連邦軍が、唯一確保していた宇宙基地が、小惑星ルナツーという存在でした。
正式名「地球連邦軍ルナツー方面軍司令ワッケイン少佐」は、当初はブライトやアムロを監禁しましたが、ホワイトベースが地球に向かう際には、護衛艦を一隻つけてくれるなど、実は分かり合えばとてもいい人でした。
残念ながら、ソロモン攻撃後の残存戦力の掃討作戦中に、シャアのザンジバルと交戦し、決して引くことなく宇宙に散ってしまいましたが、出番は少なかったですが、印象に残るキャラクターでした。
ホワイトベースの正式部隊名とデッキ名
ホワイトベースは、当初から1機で行動していました。
理由は、さきほどの正規の軍人でもない民間人が混入した状態で、超軍事機密であるホワイトベースやモビルスーツを動かしてしまっているため、連邦軍としてもどのような扱いにするべきかを模索していたためというのが主な要因です。
しかし、レビル将軍だけは、このホワイトベースの活躍に、以前から関心のあった「ニュータイプ」という可能性を感じ支援していました。
レビル将軍が、このニュータイプという言葉を知ったのは、ルウム戦役でジオン側に捕虜となった際に、ジオン内部で話をしていたことを聞いたのがきっかけだったようです。(捕虜となったレビル将軍は、なんとか脱走したようですが。)
部隊などの所属も決まっていなかったホワイトベースですが、ジャブローに帰還した際に、おとり専門部隊である「地球連邦軍第2連合艦隊所属 第13独立部隊」が決定しました。
部隊決定後早々に、ジャブローを立った後は、月に行くとみせかけ、シャアを欺くことに成功しみごと役割を果たしました。
最後に
ルナツーで、ブライトやアムロが一時監禁された時、シャアが侵入したお陰で部屋から脱出することができました。
そして、ブライトの指示でガンダムを固定していた鉄の金具を切断させたりと、結構ガンガンやったよなあと思いました。
ホワイトベースが建造されて当初は、制宙権をほとんどジオン軍にとられていたという事実は知らなかったなあ。